Monday, December 17, 2007

マレーシア・日本国際工科大学

マレーシア日本国際工科大学設立構想を推進 

日マ友好を象徴する事業として首脳会談で討議


  【クアラルンプール22日=和田等】日本がマレーシアとの
外交関係を樹立してから今年9月に50周年を迎える。
両国はこの間友好関係を深めてきたが、
それを象徴するプロジェクトのひとつともいえるのが
マレーシア・日本国際工科大学(MJIUT)設立構想だ。
23日からマレーシアを訪問する安倍首相と  アブドラ・
バダウィ首相との首脳会談で議題とする予定だ。


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マレーシア工科大学シテ
ィー・キャンパス内に開設
されたマレーシア日本大学
センター



マレーシア日本大学セン
ターに派遣された(左から)
佐藤和紀・東海大学教授、
木下智見・九州大学教授、
井草邦雄・立命館アジア
太平洋大学教授の3人


  1. 設立の経緯・所在地

    JMTIは、1994年8月に日本の村山首相(当時)と当国のマハティール首相との合意に基づく日本の技術協力事業として設立された職業教育訓練施設で す。所在地は、首都クアラルンプールから北方約300km、ペナン州の半島側南部のブキット・ミニャク工業団地内に設置されています。協力期間は、 1998年1月より5年間です。協力内容は、大型訓練機器の供与、日本人専門家の派遣、マレーシア要員の日本における研修です。

  2. 訓練の特徴・訓練期間

    JMTIの特徴は、日系企業との緊密な連携の下に、時代のニーズに対応した新しい技術教育の展開、最新の訓練機材と日本人専門家の指導助言による先端技術 の訓練内容及び全学生に日本語教育を実施していることです。訓練コースは、高等学校卒業者を対象とする訓練期間3年間の長期コースと在職者を対象とする短 期間の技術研修コースがあります。施設は、6階建ての全館冷房完備の訓練施設・管理棟、学生寮、多目的ホール等の施設が整備されています。

  3. 訓練コース・修了資格等

    長期コースは、1998年7月に訓練を開始し、第一期入学生への就職希望調査では日系企業への就職、日本の高等教育機関への進学希望者が多いそうです。修 了資格は、産業工学ディプロマ(準学士)が授与されます。訓練コースは、電子技術工学科(工業電子技術専攻、通信技術専攻)、情報技術工学科(コンピュー タ工学技術専攻、情報処理技術専攻)、生産技術工学科(高度生産技術専攻、高度材料処理専攻)及びメカトロニクス技術工学科(自動化ロボット技術専攻、高 度機器管理技術専攻)の4学科です。学生定員は、各学部1学年50名、総定員600名です。


日本・マレーシア技術学院(JMTI)

訓練用の最新設備


日本マレーシア技術学院プロジェクト訪問(20日/13:00~15:30)

JMTI は、先端技術を担う高度技能者を養成し、当地日本企業を含む産業界のニーズに応えるために設立されたもので、1998年7月より訓練が開始されました。設 置コースは、情報工学科、電子工学科、生産工学科、メカトロニクス工学科で、定員はそれぞれ50名です。高校卒業者を対象に3年間の訓練を実施していま す。JMTIは、今回の訪問中特に大きな目的でもあり、先端技術に関する職業訓練また教育省との連携による修了時資格に関して、ジョルダン側、マレーシア 側との熱心な意見交換が行われました。




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